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パソコン相談室

Windows 11の更新(Windows Update)が終わらない・進まない時の確認手順

公開
Windowsの更新が終わらない時の確認手順

Windows 11の更新が長く終わらなくても、すぐに故障とは限りません。

画面の%が動かないと、電源を切ってやり直したくなるかもしれません。待てばよいのか、何か操作したほうがよいのか、迷う方もいると思います。

まず確認したいのは、画面に出ている文言です。「電源を切らないでください」と表示されていれば、基本は待ちます。ひと晩待っても進まない場合や、何度やっても失敗する場合は、空き容量や通信などを順に確かめていきます。

ここでは、待ってよい画面の見分け方と、進まないときの確認手順、起動しなくなったときの戻し方を順番に説明します。

%が止まって見えても、更新は進んでいる場合があります

画面の%が長い時間変わらなくても、中では作業が続いていることがあります。%は残り時間を表すものではなく、大まかな目安だからです。

Windowsの更新には、毎月届くセキュリティなどの更新(品質更新)と、年に1回ほど届く大きな更新(機能更新)があります。どちらも、ダウンロード、準備、再起動してからのファイルの入れ替え、という順に進みます。

時間がかかるのは、最後の入れ替えです。多くのファイルを読み書きするため、ストレージ(データを保存する部品。HDDやSSD)の速さで待ち時間が大きく変わります。SSDなら短時間で終わる更新でも、HDDのパソコンでは1時間を超えることがあります。

%は、同じ数字のまま長く止まり、終わりぎわに一気に進むこともあります。本体にアクセスランプがある機種なら、点滅が続いているうちは作業が進んでいると考えてよいでしょう。

画面の文言を見て、待つか操作するかを判断します

画面いっぱいに「更新プログラムを構成しています」や「更新プログラムに取り組んでいます」と表示され、「電源を切らないでください」と添えてある場合は、何も操作せずに待ちます。2〜3時間は様子を見て、変わらなければひと晩置いてください。

「更新を完了できませんでした。変更を元に戻しています」は、うまくいかなかった更新を取り消している画面です。終わると通常はいつものデスクトップが表示され、データもそのまま残っています。元に戻す作業もファイルの書き換えなので、この画面でも電源は切らないでください。

Windowsが起動した状態で、「設定」→「Windows Update」のダウンロードやインストールが同じ%のまま動かない場合は、事情が違います。数時間たっても変わらなければ、後述の確認に進んでかまいません。

更新の途中で電源を切るのは避けてください

長く待っていると、電源ボタンを長押ししてやり直したくなるかもしれません。ですが、ファイルの入れ替え中に電源を切ると、Windowsが起動しなくなる可能性があります。

途中で電源が切れると、新しいファイルと古いファイルが混ざった状態で残ります。Windowsは必要なファイルがそろっている前提で起動するため、組み合わせが合わないと、途中で止まったり再起動を繰り返したりします。

ノートパソコンは、ACアダプターをつないでから更新を始めてください。途中でバッテリーが切れると、電源を切ったのと同じ状態になります。

電源の入れ切りを何度も繰り返すのも、避けたい操作です。ストレージが故障しかけている場合、無理に動かすたびに状態が悪くなり、データを取り出せる可能性が下がります。

大きな更新を始める前に、写真や書類を外付けHDDやUSBメモリにコピーしておくと安心です。更新の失敗がストレージ故障の始まりだった場合、そのまま中身を取り出せなくなることがあるためです。

ひと晩待っても進まない場合は、次の順に確かめましょう

朝になっても同じ画面のまま、または何度やり直しても失敗する場合は、原因になりやすいところを、手軽なものから順に確かめます。

空き容量は20GB以上を目安に確保します

「設定」→「システム」→「ストレージ」を開くと、空き容量を確認できます。更新には、ファイルを展開する場所と、失敗したときに戻すための古いファイルを残す場所が必要です。20GB以上の空きを目安に、不要なファイルや「一時ファイル」を削除してください。

「一時ファイル」の一覧にある「ダウンロード」には注意が必要です。ここにチェックを入れると、ダウンロードフォルダの中身がまとめて削除されます。書類や写真を置いている場合は、中身を確かめてから操作しましょう。

シャットダウンではなく「再起動」を選びます

スタートメニューの電源ボタンからは、「シャットダウン」ではなく「再起動」を選んでください。

Windows 11では、「高速スタートアップ」という機能が初期設定で有効になっていることがよくあります。この機能が有効だと、シャットダウンしても状態の一部が保存され、次の起動で読み込まれる仕組みです。「再起動」はすべてを終了してから立ち上げ直すため、止まっていた更新がこれだけで進む場合があります。

通信が不安定だと、ダウンロードが止まることがあります

Wi-Fiが不安定だと、更新のダウンロードが途中で止まることがあります。できればLANケーブルでルーターにつなぐか、ルーターの近くで更新してみてください。

テザリングやモバイルルーターを使っている場合は、「従量制課金接続」の設定も確認しておきましょう。「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」から接続中のネットワークのプロパティを開くと、オンかオフかを確認できます。オンになっていると、通信量を抑えるために更新が後回しになる場合があります。

USBメモリや外付けHDD、プリンターなどのケーブルを外してから、更新をやり直すのも一つの方法です。大きな更新では、つながっている機器のドライバー(機器を動かすためのソフト)も確認されるため、相性の悪い機器があると止まることがあります。

Windowsの修復機能とコマンドを使います

Windows 11には、更新の不具合を調べて直すツールがあります。「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング ツール」と進み、「Windows Update」の「実行する」を押してください。バージョンによっては、「問い合わせ」アプリに案内される場合があります。

それでも直らない場合は、修復のコマンドを試します。スタートボタンを右クリックして、「ターミナル(管理者)」を開いてください。バージョンによっては「Windows ターミナル(管理者)」と表示されます。

次の2行を上から1つずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。

  1. DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  2. sfc /scannow

1つ目は、Windowsを修復するときに元になるファイルの傷みを直すコマンドです。2つ目は、その元のファイルを使ってシステムファイルを点検し、修復します。元のファイルが傷んだままでは2つ目で直せないため、この順番で実行します。

実行中に%が止まったように見えても、ウィンドウは閉じずに待ってください。終わったらパソコンを再起動し、もう一度更新を試しましょう。

失敗した更新の番号とエラーコードを控えておきましょう

ここまで試しても更新できない場合は、失敗の記録を控えておきます。

「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開くと、更新の一覧を確認できます。失敗した更新には、「KB」で始まる番号と、「0x8」で始まるようなエラーコードが表示されることがあります。

同じ番号の更新で何度も失敗しているのか、毎回違う更新なのかで、原因の見当は変わります。メモを取るか、スマートフォンで画面を撮影しておくと、相談するときに原因を絞り込みやすくなります。

起動しなくなったら、回復画面から更新を取り消せる場合があります

更新のあとにWindowsが起動しなくなっても、すぐに初期化を考える必要はありません。回復画面から、入れた更新だけを取り消せることがあります。

起動に何度か失敗すると、青い「自動修復」や「回復」の画面が表示されます。「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」と進むと、「更新プログラムのアンインストール」という項目があります。

月例の更新のあとなら「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」、大きな更新のあとなら「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」を選びます。更新前の状態に戻り、起動できるようになる場合があります。

途中で「BitLocker 回復キー」の入力を求められたら、思いつく数字を入れずに、そこで操作を止めてください。BitLocker(ドライブの暗号化機能)と回復キーの確かめ方は、新しいパソコンへのデータ移行、自分でできる範囲とお店に頼むときで説明しています。

回復画面にもたどり着けない場合や、本体からカチカチと異音がする場合は、ご自分での作業はそこまでにしておくのが安全です。当店では、データの取り出しやバックアップもお受けしています。

同じエラーが続く場合は、ストレージの不調も考えられます

ここまでの手順でも同じエラーが続く場合、システムファイルが修復機能で直せないほど傷んでいるか、ストレージが弱ってきている可能性があります。

HDDのパソコンでは、更新の失敗が、HDD故障の前ぶれになっている場合があります。読み書きできない場所ができると、多くのファイルを入れ替える更新が、そこでつまずきやすくなるためです。

当店では、まず原因がストレージとWindowsのどちらにあるかを調べます。そのうえで、データを取り出してからWindowsを入れ直すか、SSDに交換して動作の遅さもあわせて改善するかを、ご相談しながら決めます。

Windowsを入れ直す場合は、OS新規インストールの作業費8,800円〜に、データの取り出しと戻しの費用(お見積り)が加わります。SSDに交換する場合は、作業費5,500円〜とSSDの部品代がかかります。どちらも、別に基本料金3,300円が必要です。

診断のあとにお見積りをお伝えし、ご納得いただいてから作業に入ります。キャンセルされた場合も、かかるのは基本料金だけです。

HDDのパソコンは、SSDへの交換も検討できます

HDDのパソコンで、更新のたびに長く待たされている場合は、SSDへの交換を検討するのもよいでしょう。弱ったHDDが原因であれば、それ自体を取り除けます。毎日の起動や操作も軽くなる場合があります。

Windows 11へのアップグレードや買い替えで迷っている場合も、本体の状態を確認したうえでご案内します。

お持ちいただく際は、サインインに使うPINやパスワードが分かるようにしておいてください。更新番号のメモや画面の写真があると、診断を進めやすくなります。配送修理(ヤマト運輸のパソコン宅急便・送料別)にも対応しています。作業日数は、お問い合わせください。

よくあるご質問

Q. 更新のあと、プリンターが使えなくなりました。

A. プリンターのドライバーを入れ直すと、使えるようになる場合があります。プリンターメーカーのホームページから、最新のドライバーを入れてみてください。ご自分での作業が難しい場合は、当店のプリンター設定(作業費3,300円〜、別に基本料金3,300円)もご利用いただけます。

Q. 仕事中に、更新のための再起動が始まって困ります。

A. 「アクティブ時間」を設定しておくと、その時間帯は更新のための再起動が行われません。「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」で、ふだん使う時間帯を指定できます。「更新の一時停止」で延ばすこともできますが、止め続けるとセキュリティ更新が入らないため、長期間の停止は避けてください。

Q. Windows 10でも同じ手順で大丈夫ですか?

A. 考え方は同じで、違うのは画面の場所だけです。Windows 10では、「設定」→「更新とセキュリティ」の中に、Windows Updateとトラブルシューティングがあります。なお、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了しています。今後の使い方は、Windows 10のサポート終了後、今のパソコンはどうすればいい?をご覧ください。

更新が終わらないときは、画面の確認からお手伝いします

Windowsの更新が終わらなくても、「電源を切らないでください」と出ているうちは待つのが基本です。ひと晩待っても進まない場合は、空き容量、再起動、通信、修復機能の順に確かめます。

同じエラーが続く場合や、起動しなくなった場合は、ストレージの不調が隠れていることもあります。データが無事なうちに、早めに対処しておきましょう。

佐世保でWindowsの更新が終わらない、更新後に起動しなくなったという方は、PC-FIX SASEBOへご相談ください。原因を調べたうえで、データの扱いと修理の方法、費用をご説明します。

この記事を書いた人

PC-FIX SASEBO 店主 坪根 篤

パソコン修理歴は20年以上になり、現在も年間200台以上の修理を担当しています。佐世保市福石町の店舗で、メーカーを問わず、自作パソコンまで店内で修理しています。店主紹介

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