本日営業10月11日(日) 10:00〜19:00

定休日:水曜・木曜・祝日 | WEB予約は24時間受付

パソコン相談室

SSD換装で古いパソコンはあと何年使える? 効果と向いているパソコン

公開
SSD換装で古いパソコンは何年使える?

HDDが入った古いパソコンは、SSDに換装すると、起動やソフトの立ち上がりが速くなります。

とはいえ、古いパソコンに費用をかけるなら、あと何年使えるのかが気になるところです。買い替えたほうがよいのか、迷っている方もいると思います。

まず確認したいのは、今のパソコンにHDDが入っているかと、Windows 11に対応しているかの2点です。どちらにも当てはまれば、換装で使い続けられる見込みがあります。対応していない場合は、買い替えを先に考えたほうがよいでしょう。

以下では、HDDかどうかの見分け方、換装後に使える年数の考え方、作業の流れと費用を順に説明します。

遅さの原因は、HDDの読み書きにあることが多いです

古いパソコンが遅いと、CPUの性能不足を疑いがちです。実際には、データを保存しているHDDの読み書きの遅さが原因であることがよくあります。

HDDは、中の円盤を回転させてデータを読み書きする部品です。読みたい場所まで読み取り用の部品を動かし、目的の位置が回ってくるのを待つため、読むたびに少しずつ時間がかかります。

SSDは、半導体のメモリにデータを記録します。中に動く部品がないため、読み書きはHDDより大幅に速くなります。差が大きく出るのは、Windowsの起動やソフトの立ち上がりのように、細かなデータを次々に読む場面です。

まずは、今のパソコンがHDDかSSDかを確かめましょう

換装で速くなるのは、今HDDが入っているパソコンです。すでにSSDが入っている場合は、換装しても速さはほとんど変わりません。

どちらが入っているかは、タスクマネージャーで次のように確認できます。

  1. キーボードの「Ctrl」「Shift」「Esc」を同時に押して、タスクマネージャーを開きます
  2. 「パフォーマンス」を選びます(Windows 11では、左側に並んだアイコンの中にあります)
  3. 「ディスク 0」などの欄に表示される「HDD」か「SSD」の文字を確認します
  4. 同じ画面の「メモリ」を開き、搭載しているメモリの量も見ておきます

分かりにくい場合は、スタートメニューで「デフラグ」と入力し、「ドライブのデフラグと最適化」を開きます。「メディアの種類」の欄にある「ハード ディスク ドライブ」か「ソリッド ステート ドライブ」の表示が目印です。表示の名前は、Windowsのバージョンによって少し異なる場合があります。

HDDで起動に数分かかるなら、効果が出やすいです

HDDと表示され、電源を入れてから使えるまでに数分かかる場合は、換装の効果がはっきり出やすいです。動作中にカリカリと音がして、そのたびに画面が止まるような場合も同様です。

SSDと表示された場合は、遅さの原因が別のところにある可能性があります。メモリの不足や、起動時に自動で動くソフトの多さなどが考えられます。症状ごとの原因は、動作が遅いパソコンの修理のページも参考にしてください。

換装後に使える年数は、Windows 11に対応しているかで変わります

Windows 11に対応しているパソコンなら、SSDに換装したうえで、あと3〜5年ほど使える見込みです。今後もWindowsの更新が届くためです。ただし、本体のほかの部品の状態によって、年数は前後します。

対応していないパソコンは、事情が異なります。Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了し、個人向けの延長セキュリティ更新「ESU」を利用しても、更新を受け取れるのは2027年10月12日までです。換装で速くなっても、安全にインターネットにつないで使える期間は、そこまでと考えておく必要があります。

そのため当店では、Windows 11に対応していないパソコンへの換装は、あまりおすすめしていません。期限とその後の選び方は、Windows 10のサポート終了後、今のパソコンはどうすればいい?をご覧ください。

対応しているかは「PC正常性チェック」で確認できます

Windows 11に対応しているかどうかは、Microsoftの「PC正常性チェック」で調べられます。起動して「今すぐチェック」を押すと、要件を満たしているかが表示されます。

対応しているのにWindows 10のままなら、Windows 11へのアップグレードと換装を一緒に進めると、お預かりが一度で済みます。

あと何年使えるかは、SSD以外の部品の状態にも左右されます

SSDに換装して新しくなるのは、データを保存する部品だけです。CPUやバッテリー、液晶、キーボード、冷却ファンなどは、元のまま使い続けることになります。換装後に実際に何年使えるかは、こうした部品がどこまで持つかによって変わります。

ノートパソコンの場合は、バッテリーの状態も確認しておきましょう。満充電からすぐに電池が切れるようなら、換装とあわせてバッテリー交換を検討するのもよいでしょう。

気になるところが複数ある場合は、すべて直したときの合計金額で比べると判断しやすくなります。修理を続けるか買い替えるかで迷う場合は、パソコンは修理と買い替え、どっちが得? 修理店が考える費用の分かれ目をご覧ください。

メモリが4GBなら、換装と同時に増設を検討しましょう

メモリは、作業中のデータを一時的に置いておく部品です。容量が足りないと、Windowsは入りきらないデータをHDDやSSDに移しながら動くため、動作が重くなります。

SSDに換装すると、このデータの出し入れ自体は速くなります。ただし、メモリが足りないという問題は残ったままです。

タスクマネージャーの「メモリ」の画面で、普段使っているときの使用率が8〜9割ほどで続いているなら、増設を考えてよい状態です。今のメモリが4GBなら、換装と同時に8GBへ増やすと、効果を感じやすくなります。

なお、ノートパソコンの中には、メモリが基板に直接付いていて増設できない機種もあります。メモリ増設の作業費は3,300円〜です。

換装では、HDDの中身をまるごとSSDに移します

当店の換装では、HDDに入っているWindows、ソフト、データをまるごとSSDへ複製します。メールやプリンターの設定もそのまま移るため、Windowsを入れ直す場合と違って、ソフトや設定をやり直す必要はありません。

作業は診断から始めます

  1. 診断で、遅さの原因がHDDにあるかを確かめます
  2. HDDに異音やエラーがある場合は、先に大切なデータを別に保存します
  3. HDDの中身をSSDへ複製します
  4. SSDを本体に取り付け、起動と動作を確認します

診断の結果、換装しても改善しないと判断した場合は、作業の前にお伝えします。

分解の手間は、機種によって大きく異なります。裏ぶたを外すとすぐにHDDが見える機種もあれば、マザーボードを外さないとHDDに届かない機種もあります。当店での換装の例として、修理事例のDELL INSPIRON 15R N5110とNEC HF150/BAWもご覧ください。

複製したSSDには、使っていないソフトや、起動時に自動で動くソフトも一緒に移ります。換装後も起動が重い場合は、タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」(バージョンによっては「スタートアップ」)で、不要なものを無効にすると軽くなることがあります。

取り外したHDDには、写真や書類が残っています。扱いは、お預かりのときにご相談のうえで決めます。

ご自分で換装する場合は、分解に注意が必要です。ノートパソコンは小さなツメや細いケーブルで組み立てられているため、無理にこじ開けないでください。

SSDの形と容量は、機種と今の使用量で選びます

SSDには、HDDと同じ大きさの「2.5インチ」と、細長い板の形をした「M.2」があります。HDDが入っていたノートパソコンなら、通常は2.5インチのSSDと入れ替えます。

M.2の差し込み口がある機種でも、接続の規格がSATAかNVMeかによって、使える部品が変わります。部品は型番を調べてから選びましょう。

容量は、今のHDDに入っているデータがすべて収まることが前提です。SSDは空き容量が少ない状態で使うと、動作が遅くなる場合があります。今の使用量は、エクスプローラーで「PC」を開くと、ドライブごとに確認できます。

作業日数と費用は、データの量と機種によって変わります

作業時間を左右するのは、主にデータの量と分解の手間です。写真や動画が多いほど、複製に時間がかかります。

作業日数は機種や状態によって変わるため、お問い合わせください。型番と、HDDにどのくらいデータが入っているかをお知らせいただければ、おおよその見通しをお伝えできます。

当店の料金は、基本料金と作業費、部品代の合計です。換装に関係する料金は次のとおりです。

項目料金
基本料金3,300円
HDDからSSDへの換装(作業費)5,500円〜
メモリ増設(作業費)3,300円〜
SSD・メモリの部品代お見積り

SSDやメモリの部品代は、容量や種類によって変わります。診断で今の使用量を確認してからお見積りを出し、ご納得いただいてから作業に入る流れです。お見積りの段階でキャンセルした場合は、基本料金のみがかかります。

作業はすべて佐世保市福石町の店内で行います。遠方の方は、ヤマト運輸の「パソコン宅急便」を使った配送修理(送料別)もご利用いただけます。

換装しても効果が出にくいパソコンもあります

2012年ごろより前のモデルは、換装で起動が速くなっても、CPUが古いため、ソフトを使っている間の動作は新しいパソコンほど軽くならないことがあります。

インターネットを見ているときだけ遅い場合も、換装では解決しにくいでしょう。ページの表示や動画が止まる原因は、回線やWi-Fiルーターにあることが多いためです。

Windows 11に対応しておらず、今後も長くインターネットにつないで使いたい場合は、最初からSSDを搭載したパソコンへの買い替えを考えるのが現実的です。中古パソコンも選択肢の一つで、当店では新品のSSDを積んだノートパソコンを店頭に置いています。

HDDから聞き慣れない音がする、エラーが表示されるといった症状は、HDDが故障しかけているサインの可能性があります。完全に動かなくなる前のほうがデータを移しやすいため、早めにご相談ください。

お預けいただく前に、データの控えと回復キーを用意しておきましょう

換装では中身をまるごと移しますが、弱ったHDDは作業中に読めなくなる場合もあります。大切な写真や書類は、USBメモリや外付けHDDにも保存しておいてください。

Windows 11のパソコンでは、作業の内容によって、BitLockerの回復キーの入力を求められることがあります。BitLockerは、ドライブの中身を暗号化して守る機能です。回復キーの探し方は、新しいパソコンへのデータ移行、自分でできる範囲とお店に頼むときで説明しています。

お持ちいただく際は、ノートパソコンならACアダプターもご用意ください。メモリの増設も希望される場合は、最初にお伝えいただければ、換装とあわせてお見積りします。

よくあるご質問

Q. デスクトップや画面一体型のパソコンでも換装できますか?

A. できます。分解の手順は機種ごとに異なりますが、中身を複製して入れ替える流れはノートパソコンと同じです。画面一体型は分解に手間がかかる機種もあるため、型番をお知らせください。

Q. SSDは、すぐに寿命が来ませんか?

A. 通常の使い方であれば、心配しすぎる必要はありません。書き込める量に上限はありますが、メールや文書作成が中心なら、上限に届く前に本体の買い替え時期が来るのが一般的です。Windows 11では、「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージの詳細設定」→「ディスクとボリューム」と進み、SSDの「プロパティ」を開くと、「ドライブの正常性」で残りの寿命の見込みを確認できます。表示されるのは主にNVMeタイプで、2.5インチのSSDでは表示されない場合があります。

Q. SSDにしたら、バックアップは不要になりますか?

A. 引き続き必要です。SSDは衝撃に強い一方で、壊れ方によってはHDDよりデータを取り出しにくいことがあります。大切なデータの控えは、外付けHDDなどに取っておきましょう。

今のパソコンに換装が合うか、確認からお手伝いします

SSD換装は、今の画面やソフトをそのまま使いながら、待ち時間を減らせる方法です。HDDが入っていて、Windows 11に対応しているパソコンなら、あと数年使い続けられる見込みがあります。対応していない場合や、ほかの部品にも不具合がある場合は、買い替えと比べて判断しましょう。

佐世保で古いパソコンの遅さに困っている方は、PC-FIX SASEBOへご相談ください。HDDが入っているか、換装で改善するかを確認したうえで、費用と作業内容をご説明します。

この記事を書いた人

PC-FIX SASEBO 店主 坪根 篤

パソコン修理歴は20年以上になり、現在も年間200台以上の修理を担当しています。佐世保市福石町の店舗で、メーカーを問わず、自作パソコンまで店内で修理しています。店主紹介

まずは症状を聞かせてください

WEB予約は24時間受け付けています。LINEやWEBフォームからのご相談にも対応しています。

お電話0956-76-9807